学びの特色
こども学概論、臨床こども学による"こども"の基礎理解
いま、"こども"はどのような教育状況下にあるか。よりよい成長のために、どのように"こども"に関わるべきか。教育現場において環境障害に至る"こども"と無事に通過していく"こども"の差や違いはどこにあるのかについて理解します。
保育園と幼稚園との連携の重視
幼児期は、人間形成の基礎を経験の積み重ねによって獲得していく重要な時期です。保育園から幼稚園への連続性、小学校低学年へのはしわたしを支援する教育・保育にかかわる5つの領域(表現、健康、人間関係、環境、言葉)で深く学びます。
幼稚園と小学校との連携の重視
こどもの発達や学びの連続性を確保し、遊びの中での興味や関心にそった活動や、これを生かした学びにより、幼稚園教育の経験が小学校の学習につながるように、こどもと音楽表現、こどもと造形表現、こどもと体育、小学校生活科指導法等の教科指導により、遊びと学びの連続性のなかでの教師の指導力の基礎を強化します。
幼児から児童にいたる発達支援のための総合力の養成
乳幼児保育と障害児保育を必修科目とし、看護概論、こども看護、母性看護、看護学演習(救急対応処置法)等の看護科目、小児保健、精神保健等の養護科目を開設することにより、健常児から軽度障害児や障害児までの治療的活動や看護活動の知識と技術を学びます。一方、こどもの心の発達に対する理解や精神についての理解を支援するため、発達検査法、発達障害論を開設し、対応力を養成するなど、こどもの正常な発達支援のための総合力を養成します。
地域貢献とボランティア
教育の厳しさや喜びを体験し、教職を目指す者としての自覚を高めるとともに、地域貢献の一環として、「地域ボランティア」を必修科目として設定しています。
国際化への対応
学習指導要領の改訂によって、今後小学校で英語指導が行われることをふまえ、英語指導力を備えた人材の育成を重視します。