教育学部

教員と科目の紹介

氏名
畑 宗平 (HATA Sohei)
所属
教育学部こども未来学科
職名/役職
教授
専門分野
理科教育学、基礎化学、科学教育・教育工学、資源保全学

●担当科目
【通学】理科、理科指導法、自然環境、生物、基礎ゼミⅠ、専門研究、卒業研究
【通信】理科、理科指導法、自然環境、生物
学位
博士(工学、京都工芸繊維大学)

主な研究業績・活動

略歴

京都工芸繊維大学大学院工芸学研究科修士課程修了
京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科博士後期課程修了
京都教育大学大学院教育学研究科修士課程教科教育専攻修了〔在学期間の短縮特例審査適用〕
京都市立高等学校の理科教諭を経て現職
京都大学非常勤
 

メッセージ

 教育とは,教育を受けた本人が本人以外の誰かの幸せとは何かをよく考えて,誰かの幸せを願い行動ができるために必要な知識・技能等を本人に授ける行為です。よって,教科教育では,授業終了後に生徒たちは「何ができるようになるか」を明確にし,「何を学ぶか」という学習内容を厳選し,「どのように学ぶか」という学びの過程(学びの文脈)を組み立てていくことが重要になります。だから,これから教育現場に立つ皆さんには「弱いものを助け守るために」何が出来るのかを考え,協力し合って行動に移せる魂を育むために本学で実践的な教育の力を高めれらることを望みます。
 

競争的基金

  1. 科学研究費補助金(奨励研究)「定量測定実験を考慮した高校現場で役立つ実践マイクロスケール実験教材の開発」2014年度(研究代表者)
  2. 科学研究費補助金(奨励研究)「発達障害者の理科教育を可視化・可触化で支援する3Dプリンティング教材の開発」2015年度(研究代表者)
  3. 科学研究費補助金〔基盤研究(C)〕「ICT機器を利活用した定量測定を伴うマイクロスケール実験教材の開発と教育効果の検証」2023年度-2026年度(研究代表者)

 

著書

  1. 「プロ教師を目指す新理科教育早わかり事典」共著 平成22年8月 明治図書出版株式会社
  2. 「理科の授業づくり-生活に有用な探究的学びや、社会とのつながりを見据えた工夫事例集-」共著 平成24年6月 東京書籍株式会社
  3. 「新生物による環境調査事典」共著 平成24年8月 東京書籍株式会社
  4. 「スケッチで実験・観察生物の描き方とコツ」共著 平成26年4月 株式会社月の環会
  5. 「板書のかたち ホワイトボードで子どもが参加 アクティブ・ラーニング 4年生の理科全授業」共著 平成28年3月 株式会社月の環会
  6. 「板書のかたち ホワイトボードで子どもが参加 アクティブ・ラーニング 6年生の理科全授業」共著 平成28年3月 株式会社月の環会
  7. 「授業づくりのための中等理科教育法」共著 令和4年5月 ミネルヴァ書房

 

論文

  1. 「紫野高校Ⅱ類生徒の文理差の研究「理科離れ」の原因と方策の一考察」『平成10年度 京都市立高等学校員教科別専門研究 研究紀要』pp.6-27. 昭和63年3月
  2. 「Chemical conversion of poly(carbonate) to bis(hydroxyethyl) ether of bisphenol A. An approach to the chemical recycling of plastic wastes as monomers.」“Polymer” “Polymer”, Elsevier Sci-ence Ltd. Vol.41, No.18,pp.6749-6753. 平成12年8月
  3. 「Chemical conversion of poly(carbonate) to 1,3-dimethyl-2-imidazolidinone (DMI) and bisphenol A: a practical approach to the chemical recycling of plastic wastes.」“Polymer”, Elsevier Sci-ence Ltd. Vol.43, No.7,pp.2109-2116. 平成14年3月
  4. 「Viable Utilization of Polycarbonate as a Phosgene Equivalent Illustrated by Reac-tion with Alkanedithi-ols, Mercaptoethanol, Aminoethanethiol and Aminoethanol: A Solu-tion for the Issue of Carbon Resource Con-servation.」“Journal of Applied Polymer Science”, Wiley Periodicals, inc. Vol.90, No.11,pp.2959-2968. 平成15年12月
  5. 「CASEを考慮した興味・関心に基づく理科の探求学習を実現するための教材開発」「理科教育教材開発研究のまとめ-第3集-」京都教育大学理科教育専修、Vol 3,pp.2-11. 平成21年2月
  6. 「立体配座からはじめる炭素化合物の識別-立体配座から立体配置へ-」共著『化学と教育』、日本化学会、Vol57, No.2, pp.102-105. 平成21年2月
  7. 「核酸を化学で捉える」共著『化学と教育』、日本化学会、Vol57, No.7, pp. 342-345 . 平成21年7月
  8. 「脂質の分子構造による分類と機能」共著『化学と教育』、日本化学会、Vol57, No.8, pp. 386-389. 平成21年8月
  9. 「高校化学の実験で少量の液体の加熱操作を簡易化する教具 -小型ガラス器具用の簡易加熱器具の開発-」単著 『理科教育学研究』日本理科教育学会、Vol.59,No.3,pp.457-465. 平成31年3月
  10. 「簡易加熱器具を用いたマイクロスケール実験教材の開発 -クスノキの葉(1枚)の簡易水蒸気蒸留法-」単著 『理科の教育』、日本理科教育学会、Vol.68, No.808,pp.52-53. 令和元年11月
  11. 「教員養成課程におけるICT機器を活用した初等理科実験とその効果 : 非接触型回転計を用いたクリップモーターの定量測定実験教材の教育効果の検証」, 単著, 姫路大学教育学部紀要 Vol.15, pp.31-36. 令和4年12月
  12. 「教員養成課程における地域貢献活動を用いた参加型理科実験の指導実践とその教育効果-アクリエひめじ開館1周年記念イベント「姫路大学 理科実験教室」-」, 単著,「姫路大学 健康・教育実践研究センター年報」第3号、姫路大学 健康・教育実践研究センター,pp.3-15. 令和5年7月
  13. 「教員養成課程におけるICT機器を活用したヒトの遺伝教育とその教育効果 -「青い瞳」の発色の再現モデル実験の教材開発 -」, 単著, 姫路大学教育学部紀要 Vol.16, pp.53-59. 令和5年12月
  14. 「理科教育におけるiPad等のICT機器の利活用と教育効果-夕焼け再現モデルのマイクロスケール実験教材の開発-」, 単著, 「立命館教職教育研究」立命館大学教職教育推進機構 編 第11号、2024、pp.21-29. 令和6年2月 (査読有)

 

学会発表(平成25年以降のみ記載)

  1. 「簡易反射型比色計を用いた銅イオン濃度の定量測定」単独 日本化学会第93春季年会(大津市、立命館大学びわこ・くさつキャンパス)平成25年3月
  2. 「自作簡易加熱器具を用いた加熱操作を伴うマイクロスケール実験教材の開発」単独 日本理科教育学会近畿支部大会(和歌山市、和歌山大学教育学部付属中学校)平成25年11月
  3. 「マイクロスケール化学実験で加熱操作を簡易化する教具の開発―小型ガラス実験器具用の簡易加熱器具の改良―」単独 日本化学会第16回近畿地区化学教育研究発表会(大阪市、大阪教育大学天王寺キャンパス)平成26年6月
  4. 「定量測定実験を考慮した簡易比色計謙濁度計の教材開発 ~Na2S2O3水溶液と希塩酸との反応速度の測定~」単独 日本理科教育学会第64回全国大会(松山市、愛媛大学)平成26年8月
  5. 「脱水縮合反応系中の水分測定計兼濁度計の教材開発~高校現場で役立つ実践的な簡易定量測定器の開発~」単独 日本理科教育学会近畿支部大会(兵庫県神戸市、兵庫教育大学サテライト)平成26年11月
  6. 「定量測定実験を考慮したマイクロスケール実験の普及を支援する3Dプリンティング教材の開発」単独 日本化学会第17回近畿地区化学教育研究発表会(大阪市、大阪教育大学天王寺キャンパス)平成27年6月
  7. 「発達障害者の理科教育を可視化・可聴化・可触化で支援する教材の開発」単独 日本理科教育学会第65回全国大会(京都市、京都教育大学)平成27年8月
  8. 「発達障害者の化学教育を可視化・可触化で支援する3Dプリンティング教材の開発 - 3Dプリンティング技術を活用した簡易比色計と分子模型の製作 -」単独 日本化学会第96春季年会(京田辺市、同志社大学)平成28年3月
  9. 「可視化・可触化・可臭化の教育効果を活用したマイクロスケール実験教材の開発-クスノキの葉(1枚)の簡易水蒸気蒸留法-」単独 日本化学会第18回近畿地区化学教育研究発表会(大阪市、大阪教育大学天王寺キャンパス)平成28年6月
  10. 「発達障害者の理科教育を可視化・可触化で支援するICT活用法 - デジタル4次元地球儀と3Dプリンター地球儀の活用 -」単独 日本理科教育学会、近畿支部大会(柏原市、大阪教育大学柏原キャンパス)平成28年11月
  11. 「理科教育におけるiPad等のICT機器の利用方法とその効果 ― 夕焼けの再現モデル実験 ―」単独 日本化学会第19回近畿地区化学教育研究発表会(大阪市、大阪教育大学天王寺キャンパス)平成29年6月
  12. 「ICT機器の利活用による新たな理科教育教材の創出-近未来における理科教育教材の開発と変革-」単独 日本理科教育学会、近畿支部大会(大津市、滋賀教育大学石山キャンパス)平成29年11月
  13. 「光の三原色における同時加法混色と継時加法混色の比較実験-手作り回転器を用いた光の混色実験教材の開発-」単独 日本理科教育学会、近畿支部大会(奈良市、奈良教育大学)平成30年11月
  14. 「熱の可視化・可触化の教育効果を活用した理科教材の開発-サーモカメラを用いた結晶成長速度の測定実験-」単独 日本理科教育学会第70回全国大会(岡山市、岡山大学)令和2年8月
  15. 「ICT機器を利活用した定量測定を伴うマイクロスケール実験教材の開発-発達段階を考慮した理科実験結果の定性分析と定量分析-」単独 日本理科教育学会第73回全国大会(高知市、高知大学)令和5年9月

 

社会貢献

  1. 日本化学会 近畿支部化学教育協議会「第22回化学サロン」パネリスト「デジタル教材と理科(化学)教育」平成29年10月
  2. 京都市教育委員会 第27回冬季教務研究会「ICT機器を用いることで期待できる教育効果と授業実践例の研究」講師「理科教育を支援するICT機器の教育的活用法」令和元年12月
  3. アクリエひめじ開館1周年記念イベント『アクリエ みらいラボ』の姫路カレッジビレッジに出展『姫路大学 理科実験教室』令和4年9月
  4. 令和4年度 姫路市シニアオープンカレッジ公開講座講師 『教室で再現する「大塩町の夕焼け」』令和4年10月
  5. 令和5年度 姫路大学公開講座「大塩老人クラブ 歩く会」公開講座講師 『遺伝子で辿る人類史「青い眼の秘密(演示実験)』令和5年5月