お知らせ
令和7年度 姫路大学市民公開講座を開催しました
2025.08.22
令和7年6月28日(土)に、姫路大学市民公開講座を開催しました。
本年度は「ノーベル平和賞を核時代80年につなぐ」と題して、2024年ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会から代表理事である田中聰司さんを講師としてお招きし、市民のみなさんとともに、平和について考える機会として本講座を開催しました。
今回、本ページをご覧になられている多くのみなさんにも、平和を考える機会としていただきたいという思いから、本講座の様子を公開することとなりました。
ぜひ下部の動画より視聴いただき、平和や幸せについて考える機会にしてください。
講演を聞いた学生の感想①
僕が大切だなと思ったことは、「歴史を語ることの重み」です。記録や証言を通して、過去の悲劇をただ知識としてではなく、他人事ではなく“自分ごと”として受け止めることの重要性をこの講座で強く実感しました。80年前の惨状が、今ここに生きている私たちともつながっているという“継承意識”を深く感じました。被爆者の方々が高齢化する中で、若い世代がどのように記憶を受け継ぎ、発信していくかがこれからの大きな課題だと思いました。
また、私自身これからの教員を目指していて、教員になれたら今回聞いた講座内容をどう子どもたちにつなげていこうかなと思いました。考えたのは、まずは授業で「平和」について話題にしたり、調べ学習などの小さなアクションでも続けることが未来につながる一歩になるのではないかと感じました。例えば、SNSで平和に関する情報を発信することや、身近な人と意見を交換することも大切だと思います。僕が教員になったら、日々の学びの中に平和への関心や対話を取り込んでいきたいと思います。また、自分自身の言葉で平和を語れるよう、これからも関心を持ち続けていきたいと感じました。
講演を聞いた学生の感想②
改めて核兵器がもたらす脅威や、核兵器をなくすための取り組みの重要性を強く感じました。被爆された方の話を聞ける機会がだんだんと減っている今、貴重なお話を聞けてありがたいと思いました。
6箇所のがんをされてもこのように平和を語り継いでおられる姿にも感銘を受けましたし、被爆者から実際に話を聞いた私たち若者は、子どもたちにそれをしっかりと伝えることが大切だと思いました。
1番印象に残った言葉は、核兵器を持っていない国が核兵器をなくそうと声をあげなければ意味が無い、という言葉です。今世界では戦争が起こっています。核兵器は多くの人々に被害をもたらします。核兵器があれば平和はない、ということも仰られていましたが本当にその通りだと思いました。
私は教師になったら平和学習に力を入れたいなと思っており、子どもたちには平和とはなにかを伝えていきたいです。