お知らせ

在学生・保護者の皆様へ

　この度政府より、4月25日から5月11日までの間、兵庫県を含む４都府県に緊急事態宣言が発令されました。今年度は4月から対面授業を再開し、皆さんが一堂に集い、活気のあるキャンパスが戻ってくることを楽しみにしていましたが、緊急事態宣言発令により早々に皆さんの大学生活や学内施設利用に制限をお願いすることとなり、心からお詫び申し上げます。

　緊急事態宣言下においては、学生の皆さんの健康と安全を第一とし、本学における授業形態を原則オンライン授業とします。また、一部対面で行うことが必要な授業については、十分感染防止対策を講じた上で実施します。

　なお、緊急事態宣言期間中の課外活動も休止といたします。様々な活動に胸を膨らませていた皆さんには、現在の状況を踏まえた決断であることをご理解ください。

　現在までのところ、本学でクラスターは発生していませんが、感染した学生は複数名います。しかし、どのケースも学内で濃厚接触者はおりませんが、念のためその都度消毒を行っております。

　学生の皆さんにお願いしたいのは、緊急事態宣言下であることを認識していただき、マスクの着用、手指の消毒、そして何より感染リスクの高い会食は回避するなど、自分の身は自分で守るという姿勢を徹底してください。

　そのことは、ご家族や友人を守ることに繋がりますので、皆さんの責任のある行動をお願いします。

　また、コロナ禍においてオンライン授業へ移行したことに伴い、学費についての様々なご意見等もあろうかと思ますので、本学における学費に対する考え方について説明させていただきます。

　本学において、学費は教育を提供する総額で設定されています。したがって、今回の緊急事態宣言によって学内での授業や臨地での実習が実施されなかった場合においても、授業料や実習費を減額することはありません。しかし、新型コロナウイルス感染拡大により、経済的に就業が困難となった学生には「応急奨学生」の制度を設けておりますので、お困りの方は、教務・学生・厚生課までご相談ください。

　また、施設設備費については、「施設利用料」という考え方ではなく、大学の運営に必要な施設の管理や維持費等に必要な経費となります。授業等で利用しているポータルサイトや学内システムの管理や維持費等も含まれています。そして今回のコロナの影響で遠隔授業を実施するにあたり、新たに教員と学生の双方向でのやり取りが可能なMellyを導入しました。このシステムの導入により、オンライン授業がより円滑に行えるようになりました。オンライン授業を受講するにあたり、パソコンを保有しない学生については、大学からChromebookの貸し出しを行っております。

　昨年度から新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響で対面での授業が行えない状況が続いております。本学は、学生の皆さんの健康と命を守ることを最優先課題と考え、在学中に悔いのない学生生活を送っていただけるよう、教職員一同で工夫と努力をしております。是非ご理解とご協力をよろしくお願いします。

　なお、今後の政府、関係機関からの要請等により、本学の対応も変更する場合があります。その際は学生向けアクティブポータルならびに本学ホームページでお知らせします。

令和３年４月２６日

姫路大学

学長　上田　正一