2024.05.08
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看護学研究科 看護学専攻 博士前期課程 看護学研究科 看護学専攻 博士後期課程
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2023.09.19
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人間に対する深い洞察力と高い倫理観をもち、看護の理論と科学的な根拠に基づき、個々のニーズや生活及び社会の変化から生じる健康課題を明らかにしたうえで、 その課題を解決できる能力をもち、人々の生活の場や看護実践の場において、教育力、指導力、研究能力を兼ね備えた社会に貢献できる高度な看護実践専門職業人を育成する。
①人間に対する深い洞察力と高い倫理観をもち、人々の健康課題を科学的に探究できる研究能力を身につける。
②明確化された健康課題を理論的・科学的に探究し、看護実践やケアの場における支援方法を考究できる能力を身につける。
③看護実践やケアの場において対象や看護職者を含む専門職者に対して教育力や指導力を発揮することで、看護実践の質の向上に貢献できる能力を身につける。
人間に対する深い洞察力と高い倫理観をもち、看護の理論と科学的な根拠に基づき個々のニーズや 生活及び社会の変化から生じた健康課題を明らかにしたうえで、その課題を解決できる能力を備え、 人々の生活の場や看護実践の場において、教育力、指導力、研究能力を兼ね備えた社会に 貢献できる高度な看護実践専門職業人を養成するために、以下に挙げるような学生を受け入れる。
① 看護学に関する知識、技術、精神、倫理を積極的・主体的に修得し、看護学の発展に寄与できる人
② 看護に対する限りない関心と探究心をもち、労苦をいとわずに看護実践の向上に寄与できる人
③ 保健、医療、福祉の諸問題に関心をもち、関連職者と協働して課題解決にあたる意欲のある人
博士前期課程における入学試験は、一般選抜入学は「英語」「看護専門科目」「面接」、社会人入学は「小論文」「面接」の試験を行い、以下の能力を総合的に評価する。
英語
英文の読解力、設問の内容を的確に把握し解答する能力を点数化して評価する
専門科目
基礎的理解力、科学的思考力、看護の専門的能力(専門的知識、基礎的実践能力)および社会や健康に関わる課題に対する問題意識について評価する
小論文
看護の専門的能力(専門的知識、基礎的実践能力)とともに、看護学の発展に寄与する専門職業人としての能力(看護に関する志向性を含む)について評価する。
面接
看護専門職業人としての能力、基礎的な知的能力および研究を遂行していく能力について評価する。出願時に提出された研究計画書を活用する。
教育課程は、設置の趣旨、教育目的・目標を達成するために必要な授業及び研究指導を体系的・組織的に展開する。
教育課程の編成に当たっては、学部教育との関連を踏まえて、「共通科目」、「専門基礎科目」、「専門科目」の3区分に大別し、教育課程を展開する。
共通科目と専門基礎科目では、教育目標を達成するために、「共通科目と専門基礎科目で養う力」を次の3つの力とした。
①「人間に対する深い洞察力と高い倫理観をもち、人々の健康課題を理論的、科学的に見いだせる力」、
②「人々の健康課題に対して、看護実践の場の特色を踏まえたうえで、関係する専門職者と連携をとりながら支援が考究できる力」、
③「看護実践やケアの場においてリーダーシップを発揮し、教育的な役割が発揮できる力」である。
専門科目では、共通科目と専門基礎科目を基礎として、専門分野の高度な看護実践能力の修得を目指し、
4つの分野を設定している。分野は、「看護教育・看護管理学分野」、「成人・高齢者看護学分野」、
「障害児・者支援分野」、「地域看護学分野」である。
《構造・内容》
カリキュラムを構成する科目群として「共通科目」「専門基礎科目」「専門科目」をおく。
《順序性》
1年次は看護学の学術的基盤を形成するために共通科目を学修するように配置し、1年次後半から2年次は専門性を高める領域別専門基礎科目、領域別専門科目を配置し、看護学分野における研究能力を獲得する科目を配置する。
《教育方法》
前期課程のディプロマポリシーに沿う能力を学生の将来ビジョンに向けて修得できるように、講義、演習、研究指導を行う。事前課題、グループ討議、アクティブラーニング等により、学生が主体的に学ぶ方法を取り入れる。授業はオンラインを中心とし土曜日・日曜日にも開講する。
《評価方法》
各講義科目、演習科目では、前期課程のディプロマポリシーに沿った達成目標および成績評価の方法・基準をシラバスや研究科ハンドブックにより周知し、学生による授業評価および教員による評価を行う。修了時にはディプロマポリシーに基づく評価(論文審査・最終試験)を行う。
博士前期課程では、高度な看護実践専門職業人として、次の能力を身につけた者に修了を認定し、学位を授与する。
①人々の健康課題について、理論をもとに科学的に探究でき、研究に関する基礎的能力を身につけている。
②人間に対する深い洞察力と高い倫理観をもち、自己の専門分野を活かし、人々の健康改善・増進に寄与する能力を身につけている。
③あらゆる健康レベルにある人々を包括的に捉え、保健・医療・福祉の場においてリーダーシップを発揮し、高度な看護実践ができる能力を身につけている。
人間に関する高い学識をもち、人々の健康と生活の支援を科学的に探究し、その支援の考究を自立して行うことができ、 看護学の発展に寄与できる教育・研究者を育成することを目的とする。
人間に関する高い学識をもち、人々の支援を科学的に探究でき、看護学の発展に寄与できる看護教育・研究者として以下の3つの能力を身につけることを目標とする。
①人々の健康と生活の支援を科学的に探究できる。
②看護学の発展のための研究を自立して行うことができる。
③次世代の看護職を育てる教育・研究ができる。
看護教育・研究者として、人々の健康と生活の支援を科学的に探究できる能力、 看護学の発展のための研究を自立して行うことができる能力、 次世代の看護職を育てる教育ができる能力を身につけた人材を育成するために、 以下に該当する者を入学者として受け入れる。
① 専門分野についての深い知識と応用力をもち、系統的・科学的に看護学を探究する能力を有する者
② 人々の健康と生活に関する取り組むべき研究課題をもち、課題解決のための研究能力を有している者
③ 看護教育・研究の発展に貢献する意欲をもつ者
社会情勢や地域のニーズとともに、既設の博士前期課程における学修内容、修得した看護実践能力、
専門分野を統合・発展させ、成人・高齢者、障害児・者及び家族の健康と生活の支援に重点を置いた編成とする。
教育課程は、博士後期課程が育成する人材像を目指すために「共通科目」と「専門科目」の2区分で構成する。
「共通科目」は、教育・研究者としてエビデンスに基づく研究デザインの探究、理論的構築に果たす意義を学修し、
看護の哲学と科学を追及する内容で構成する。これらの科目から、人間に関する高い学識をもち、
人々の健康と生活を重視した看護を多角的に探究し、健康に関する研究課題とその研究方法を明確にするとともに、看護教育を体系的に考察する力を養う。
「専門科目」は、共通科目での学修を基盤に、成人・高齢者または障害児・者の健康と生活支援に関する専門性を高め、
看護教育・研究者としての能力を修得する内容で構成する。
これらの科目から、成人・高齢者、障害児・者及び家族の健康課題と生活課題に対する支援を探究し、
新規性、独創性のある研究を行い、その成果を一貫性のある論文としてまとめることができ、研究を自立して行う力を養う。
博士後期課程では、看護教育・研究者として、次の能力を身につけた者に修了を認定し、学位を授与する。
① 人間に関する高い学識をもち、人々の健康と生活の質を向上させる看護のあり方を探究できる能力を身につけている。
② 人々の健康に関する課題を多角的に捉え、新規性、独創性のある研究を自立して行い、看護学発展のために尽力できる能力を身につけている。
③ 人間に関する深い洞察力と高い倫理観をもち、人々の生活と権利を基盤に据えた看護教育を体系的に構築でき、次世代の看護職を育てることができる能力を身につけている。
姫路大学大学院看護学研究科は2017年に博士前期課程を、2019年に博士後期課程を開設しております。従いまして開設から8年目、そして博士後期課程開設からは6年目を迎えます。この3月に、博士後期課程を開設して初めての修了生すなわち、博士号の学位取得者を2名輩出しました。これから大学院の充実期を迎えるべく、教職員一同、院生の皆様との相互作用を大切にしながら支援に努める所存です。
修士課程の皆さんは、系統的に研究を進めていくことの基本を学び、研究遂行の基礎的能力を身につけていただくことが直接的なゴールとなります。またその中で、人に対する深い洞察力と倫理観を培っていただき、修了後のそれぞれの実践の礎になることを願っています。
博士課程の皆さんは、新規性のある研究課題を設定し、自立して研究する能力を身につけることがゴールとなります。また看護実践や看護教育のあり方を再考し、向上させる手立てを検討し、修了後に変化エージェントとしてその能力を発揮できる人になっていただきたいと思います。
本学の大学院の特色は、日本で初めての障害児・者支援学分野を設けていることであり、その分野の研究課題を探究する学生が入学し、学びを深めています。また、修士課程、博士課程ともに中間発表会をこまめに開催し、指導教員以外の教員や、院生からコメントを得ながら、学習を進めています。この機会は、自分の研究の進捗状況を言語化する機会、また他の院生の研究内容を知る貴重な機会となっております。
どうぞ自分の人生のキャリアの中で、学び直しの機会を得ていることに感謝し、エビデンスをつかう、つくる、つたえることにトライしてください。また、共に学ぶ仲間をみつけて交流してください。Try and Error を繰り返しながら、皆様が成長できるよう願っております。
看護学研究科長 白水眞理子